二輪の記録と記憶 (現在MT-07)

バイクの事とか気になった事を記憶(記録)していく…はずです(´・ω・`)

2021年08月

お友達が低速練習始めたのでECU書き換えでサポートするべく、一発目にこんなもんだろう?と微調整加えたFZ1。
FTecuのUnrestricted(無制限推奨)から手を加えた状態でした。

初めは良かったが、アイドリング2000回転まで上げた状態で少し問題出たらしい。
2000〜の回転がもたつく。
2000のアイドリング状態で3000近くまで上がる時がある?

今日の午後に時間合ったので、直に乗って調整加える事に。
( ´・ω・)<人のなんて分かるんかよ

とか言われそうですが、元々FZ1国内仕様をフルパワー化して乗ってたので何となく。

しかし…リッター4気筒乗ると思う。
なんて素晴らしく綺麗に回るエンジンなんだ(๑˃́ꇴ˂̀๑)
凄く楽じゃない?このバイク!
まぁ調整車両はコテコテカスタムですけど(笑

昔乗った時とライディングスキルが向上した今だから感じるのでしょうと勝手に納得して、問題の部分に集中します。

確かに全体と比較すると問題の部分は明らかにダメι(˙◁˙ )/

て事で調整する事に。
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もたつきはスロットル開度10%〜45%辺りまで確認できたので、1800〜3000までの加速マップと点火時期を見直す。
上記は点火時期 左:ノーマル 右:直したマップ
FZ1は点火時期調整の縦軸に注目です。
そう…回転数の刻みが違う。特に常用域を細かく調整できます。
書き換えの利点ですね。点火時期は加速のキャラクターを変化させられます。
特に低速域は大きなアドバンテージですね。

FullSizeRender
次にアイドリング部分やスロットルオフ時を管理するマニフォールドマップ(ベースマップ)
ここに問題が見えました。
スロットルオフ時燃料カット(ドン付き発生原因の一つ)をOFFにしてるので、このマップがモロに反映されます。

FTecuの無制限推奨マップでは該当部分が濃過ぎる設定だったのです。
点火時期を少し遅角したもんだからアイドリングに影響大きかったんでしょう。
不安定化の要素は間違いなくココ。
て事で適正な値に近くなる様に設定。

FullSizeRender
最後に加速マップ。
無制限推奨マップに吸排気カスタムのダイノジェット補正を行いましたが、ノーマルマップからの補正に変更して「もたつく」部分を薄くします。
ただし数値が大きいので±1とかでは全く分からんレベルです。
点火時期の状況を加味して、乗ってテストして得た事を踏まえて調整。

8の字&回転含めてテストへGO!!

何だこりゃ(*ΦωΦ*)って位に良くなったので、当面はこの状態で様子見です。

リッター4気筒は本当に気持ちいいですね。
自分のバイクに戻ると、何て軽くチープでエンジンがガサツなんだと感じてしまいます。
車格が全く違うので比べるところでは有りませんが、体感してしまうと複数台持ちたくなるんですよなぁ(爆


今まで中実だったチタンシャフトを少しでも強度落とすのに中空に加工して貰いました。
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いやぁ流石に難材の64チタン…

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1〜2mmずつしか熱持ち過ぎて削れない…
削っては戻し…オイル足して…切り子出して…

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反対側からも…
合計300回以上アタック。
削り悪いならすぐさまドリル研ぎ_:(´ཀ`」 ∠):
秘密工場の あおとらさんにはお手間おかけしました。゚(゚´Д`゚)゚。

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完成!

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おおおぉぉぉぉぉぉ…( •̀∀•́ )✧

他にYZF-R7に向けて数点の悪巧みをしつつ計測に。

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純正  内空 10.2-10.4mm

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PEOクロモリシャフト 内空9.9mm


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64チタンシャフト 内空 8mm  (元は中実245gでした)

やはり鉄の60%の重量だけ有りますね。
持っただけで分かる軽さι(˙◁˙ )/

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削り痕が素敵…
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乗り味がどのように変わるか楽しみです。


追記:丁度良い感じの所になりました。
クロモリ程の路面ザラザラ感は全くないですが、強度出し過ぎてた事によるグリップ感の劣化は無くなりした。
フロントが軽く感じるのに、ハンドルからは路面に吸い付くようなグリップ感が伝わってくるという矛盾?? 何とも表現し難いです(*ノ∀`*)

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